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USB Type-Cケーブルの選び方:用途別おすすめ一覧

目的に合った製品が見つかる USB Type-Cケーブルの選び方

2023年発売のiPhone 15にも採用され、主流となりつつあるUSB Type-Cケーブル。
スマホ、パソコン、タブレットなどの様々な機器を繋ぎ、充電・データ転送などに欠かせない存在となりました。
しかし、USB2.0、USB3.2、USB4など様々なバージョンで採用され、
コネクタの形だけで目的のケーブルを選ぶことが難しくなってきています。
このページでは「データ転送」「充電」「映像出力」といった、目的に応じたUSBケーブルの選び方をご紹介します。

1 機器を充電する

充電におすすめのType-Cケーブル

充電性能を重視

USB PD240W対応ケーブル

パソコンなど高いW数に対応した機器の充電用途だけならUSB2.0 PD240Wケーブルがおすすめ。

PD240W

充電+データ転送のバランスを重視

PD60W・USB10Gbps対応ケーブル

USB3.2対応のパソコンやAndroidスマートフォンの充電・データ転送は5Gbpsまたは10Gbpsのケーブルがおすすめ。

PD60W

持ち運びやすさを重視

巻き取りケーブル

引っ張るだけでケーブルを収納できて、
コンパクトに持ち運べる巻き取り式。

PD60W

取り回しやすさを重視

シリコンメッシュケーブル

柔軟性に優れ、折り曲げやすく断線に強いケーブル。
バッグやポーチに入れてもかさばりません。

PD60W

POINT「ケーブル一体型」という手も!

USB充電器の中にはケーブル一体型の製品もあります。 充電器とケーブル、それぞれ選ぶのが煩わしい場合は 「ケーブル一体型充電器」を選択するのも手です。

USB PD対応 ケーブル一体型USB充電器 >

充電ケーブルの選び方

チェック1USB PDの対応W数

充電ケーブルを選ぶ際に重要なのが、USB PD(USB Power Delivery)の対応W(ワット)数です。
USB PDはUSBケーブルを使用した急速充電のための規格で、ケーブルごとに対応W数が異なります。
対応W数には最大60W、100W、240Wの3種類があります。USB PDとは?

USB PDのワンポイント

USB PDの性能とデータ転送速度は別

USB PDの対応W数とデータ転送の速度は別物です。
W数が高い=データ転送速度も速い という訳ではありません。
充電とデータ転送の両方で使用する場合は転送速度も確認しましょう。

データ転送ケーブルの選び方はこちら>

USB PD対応の充電器を必ず使用する

USB充電器にもUSB PD対応と非対応のものがあり、USB PDで充電する場合はUSB PD対応の充電器を使いましょう。
また、様々な対応W数の充電器が出回っていますので、充電器の出力をよく確認しましょう。

USB PD対応の充電器はこちら>

チェック2取り回し・持ち運びしやすいか

充電用ケーブルを選ぶ際に、意外と見落としがちなのが取り回しのしやすさです。繋いだままになるパソコンや機器との接続とは違い、充電に使用するケーブルは頻繁に抜き挿しします。
また、ケーブルを引っ張ったり巻いた時に断線しにくいか、使用しない時は収納しやすいかなど、ケーブルの取り回しが日々の使いやすさにも繋がってきます。
自宅だけでなく外出先で充電する場合もあるので、持ち運びやすさも考慮に入れましょう。

〈USB PD対応W数別USBケーブル早見表〉

PD対応W数

ノーマルケーブル

メッシュケーブル

巻き取り式

回転コネクタ
PD
最大240W
対応
KU-40GCCPE10(1m) 
  • 8K/60Hz
  • 40Gbps
KU-CCPE○○シリーズ(1m/2m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0
PD
最大100W
対応
KU-CCP100KA○○BKシリーズ(1m/1.8m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0
PD
最大60W
対応
KU31-CCP310(1m) 
  • 4K/60Hz
  • 10Gbps
KC-ALCCA1250(5m) 
  • 4K/60Hz
  • 10Gbps
KC-ALCCA1450(5m) 
  • 8K/60Hz
  • USB2.0
KU-CC○○シリーズ(0.5m/1m/2m/3m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0
KU-20GCCP6030(3m) [NEW]
  • 4K/60Hz
  • 20Gbps
KU-CCP60SM○○BKシリーズ(1m/2m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0
KU-CCP60SM○○Wシリーズ(1m/2m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0
KU-CCP60M08BK(0.8m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0
KU-CCP60M08W(0.8m) 
  • 映像出力非対応
  • USB2.0

2 データを転送する

データ転送におすすめの
Type-Cケーブル

通信速度を重視

USB4 40Gbps対応ケーブル

最新の規格、転送速度を求めるなら、USB4 40Gbps対応ケーブルがおすすめです。(2024年9月現在)

KU-40GCCPE10 

¥8,778(税抜き ¥7,980)

iPhoneの
データ転送に

USB2.0対応ケーブル

iPhone 16のType-Cコネクタの転送速度はUSB2.0のため、iPhoneのみの用途ならUSB2.0でも十分です。
※iPhone 16 Pro、ProMaxは10Gbps対応

KU-CC05 

¥2,750(税抜き ¥2,500)

USB3.2対応PC・スマホの
データ転送に

5Gbps対応ケーブル

PC、スマートフォンがUSB3.2規格対応の場合、USB2.0だと十分な性能を発揮できません。USB5Gbpsまたは10Gbpsのケーブルを選びましょう。

KU30-CCP310 

¥4,730(税抜き ¥4,300)

データ転送ケーブルの選び方

チェック転送速度

データ転送ケーブルを選ぶ際に重要なのが「転送速度」です。
USBの規格ごとに転送速度の最大値が定められており、新しい規格ほどより速いデータ転送に対応しています。

USBの転送速度は「1秒間にどれだけのデータを転送できるか」で表されています。
例えば40Gbpsは、1秒間に40ギガビットのデータ転送が可能で、この数値が大きければ大きいほど、同じ容量のデータを転送した時に転送時間が短く
(=速く)なります。

この数値が大きいほど1秒間に送れるデータ量が多い
速度が異なるケーブルを使用すると

より速いケーブルを使うメリットは?

機器を買い替えた場合にケーブルを買い直さなくて済む 複数の機器で使用する場合に最も速いケーブル1本で済む

どれだけ転送速度が速いケーブルを使っても機器の速度以上の転送速度は出ません。
そのため、機器の速度以上のケーブルを用意するメリットはありません。
しかし、使用機器より速いケーブルを使用すれば、機器を買い替えた時にケーブルを買い替える必要がなくなったり、
複数の機器を使用する時に最も速いケーブル1本だけ用意すれば良いのでラクです。

転送速度とUSB機器

USBの規格ごとに最大転送速度が定められており、速度と規格名称をまとめたのが下の表です。
2024年8月現在、USB2.0の480Mbs、USB3.2の5Gbpsに対応した機器が広く出回っています。

USB3.0は新しいバージョンが出る際に名称変更が行われたため、同じ規格でも製品の発売された時期によってパッケージなどの表記が異なる場合があります。
例)USB3.0とUSB3.2 Gen1は同じ規格です。

転送速度別USB名称一覧

〈転送速度・種類別USBケーブル早見表〉

転送速度

ノーマルケーブル

メッシュケーブル

巻き取り式

回転コネクタ
40Gbps
KU-40GCCPE10(1m) 
  • PD240W
  • 8K/60Hz
20Gbps
KU-20GCCP6030(3m) [NEW]
  • PD60W
  • 4K/60Hz
10Gbps
KU31-CCP310(1m) 
  • PD60W
  • 4K/60Hz
KC-ALCCA1250(5m) 
  • PD60W
  • 4K/60Hz
5Gbps
USB2.0
KU-CC○○シリーズ(0.5m/1m/2m/3m) 
  • PD60W
  • 映像出力非対応
KU-CCPE○○シリーズ(1m/2m) 
  • PD240W
  • 映像出力非対応
KC-ALCCA1450(5m) 
  • PD60W
  • 8K/60Hz
KU-CCP60SM○○Wシリーズ(1m/2m) 
  • PD60W
  • 映像出力非対応
KU-CCP60M08W(0.8m) 
  • PD60W
  • 映像出力非対応
KU-CCP100KA○○BKシリーズ(1m/1.8m) 
  • PD100W
  • 映像出力非対応

3 機器の映像をモニターに映す

映像出力におすすめの
Type-Cケーブル

8Kで映像出力したい

8K60Hz対応Type-Cケーブル

KU-40GCCPE10 

¥8,778(税抜き ¥7,980)

4Kで映像出力したい

4K60Hz対応Type-Cケーブル

KU-20GCCPE○○シリーズ 

¥6,380(税抜き ¥5,800)

映像出力ケーブルの選び方

チェック1DisplayPort Alt Modeに対応しているか

USB Type-Cケーブルで映像を出力する場合、
ケーブル、機器、ディスプレイがDisplayPort Alt Modeに対応している必要があります。

POINT給電・ハブ機能の対応にも注目!

ディスプレイのType-Cポートには、DisplayPort Alt Modeの対応可否に加えて、
機器へ給電可能なもの・ディスプレイのハブ機能が利用できるものがあります。
これら全てに対応していれば、Type-Cケーブル1本でまるでドッキングステーションのように活用できます。

チェック2対応解像度に合ったケーブルか

同じDisplayPort Alt Mode対応ケーブルでも転送速度によって対応解像度が異なります。
出力したい解像度に応じてケーブルを選択しましょう。

解像度

ノーマルケーブル

メッシュケーブル

巻き取り式

回転コネクタ
8K対応
KC-ALCCA1450(5m) 
  • PD60W
  • USB2.0
※4レーン専用
KU-40GCCPE10(1m) 
  • PD240W
  • 40Gbps
4K対応
KC-ALCCA1250(5m) 
  • PD60W
  • 10Gbps
※2レーン専用
KU31-CCP310(1m) 
  • PD60W
  • 10Gbps
非対応

DisplayPort Alt Modeの対応を判断する
チェックポイント

パッケージやWEBの製品ページに、DisplayPort Alt Modeの対応が表記されていない場合があります。
その場合は下記のポイントをチェックしましょう。

コネクタ両側がType-Cコネクタであるか?

片側がAコネクタのケーブルは DisplayPort Alt Modeに対応しません。
まずは両端がType-Cコネクタのケーブルかどうか確認しましょう。

転送速度が5Gbps以上であるか?

映像を出力するには一定以上の転送速度が必要です。
最大転送速度が5Gbps以上のケーブルかどうか確認しましょう。規格でいうとUSB3.2 Gen1以上が対象です。

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ケーブルを定位置に固定できる
マグネットホルダー

充電をしていない時、ケーブルは無造作に置かれがちです。
そのままにしていると、他のケーブルと絡まったり踏みつけて破損させてしまう場合もあります。
このホルダーで、ケーブルをスッキリ固定しましょう。

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