パソコンを使っていて、手首や肘、肩、背中、腰に痛みを感じる方はいらっしゃいませんか?
それはもしかしたらマウス腱鞘炎(マウス症候群)かもしれません。マウス腱鞘炎とは、手に負担がかかる持ち方でマウスを長時間使い続けることで起きる身体の不調のことです。パソコンを操作する時は両手に負担がかかりますが、特に利き手はマウスを動かしたりクリックしたりスクロールしたりと非常に負担がかかるため、腱鞘炎になりやすいのです。
マウス腱鞘炎は下記のような2種類の症状に分かれます。
エルゴノミクス(人間工学)特集:マウス腱鞘炎とは?
マウス腱鞘炎とは?
【マウス腱鞘炎の症状】
- 1.マウスの使用による手・腕の不調
- 手首や親指の付け根の痛み、手や腕のしびれ、肘や肩の痛み、握力の低下など。
- 2.マウスの使用に伴い、身体の軸が崩れることによる不調
- マウスを利き手だけで長時間使用するので、利き手側に負担がかかり、だんだん身体の軸が崩れます。
頭痛、腰痛、背中の痛み、耳鳴り、目の疲れ、むくみ、肌荒れなどが起こります。
マウス腱鞘炎チェックシート
次のうち、思い当たるものはいくつありますか?
- パソコンのモニターが体の正面にない
- 毎日長時間パソコンを使っている
- パソコン作業中、足を組んでいる
- キーボードの手前に書類を置いている、キーボードの位置が遠い
- 受話器を耳と肩で挟んだままパソコンを操作することが多い
- 便秘・下痢、胃の痛みなどが多い
- 目の疲れ、痛み、かゆみがある
- パソコンの使用が原因で手首やひじを痛めたことがある
- 脚、尻、腰、背中、首、肩、頭のうちのどこかが1〜2日痛むことがある
- 腕を交互に伸ばして上げたときにどちらかの腕が耳につかなかったり、肩やひじが痛む
- 仰向けで寝にくく、横向きかうつ伏せで寝ている
- 1日に30分以上歩くことがない
0〜1個:綺麗な姿勢でパソコン作業ができています。
2〜6個:作業の合間にストレッチをして、疲れを溜めないようにしましょう。
7個以上:マウス腱鞘炎の可能性があります!
3つの腱鞘炎予防法
1.まず机の上に腕を乗せる
机の上に肘から先をきちんと置いて、そのままの状態でマウスに添えるようにホールドします。 ボタン部分に自然と指が合い、手首への負担がなく全ての動作が行えます。
2.椅子と机の高さが大切
快適なパソコン作業には、マウスだけではなく椅子と机の高さも大切です。 肘から手首が無理なく机に置けるように調整してください。
背筋が伸び、足が床についているのが理想的です。
3.手は軽く添えるだけ
手に力を入れて握らなくても、手の形ぴったりに設計されているので手を添えるだけで大丈夫です。長時間使用しても疲れにくくなります。
エルゴノミクスマウスを使って
腱鞘炎を予防しよう
腱鞘炎予防のためには、人間工学に基づいたエルゴノミクスマウスを使うことをオススメします。
手首をひねらない自然な角度で握れるように設計されているので、負担がかかりにくく快適に作業できます。
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